受かりました!!やりました!!
1次試験でかなり失敗し、「6月こそは!」と意気込んでいた矢先のまさかの(謎の?)1次試験合格。
「奇跡で受かった」「たまたま受かった」というのが正直なところで、複雑な気持ちはあったのですが、「たまたま受かったからこそ、このチャンスを大事にしよう!」と思い、2次試験対策を続けて当日を迎えました。
2次試験で自分が選んだトピックは「未成年の犯罪者は大人と同等に扱われるべきか。」です。
こんな感じだったと思います。
未成年犯罪者の対応や少年法改正についてのテーマはかなりよく出されています。
英検過去問を見れば明らかで、そのテーマについては自分で考えをまとめていたので、迷わずにそのテーマを選びました。
<スピーチ>
2分のスピーチは意外と短く、タイムキーパーさんのアラーム音が鳴ったと同時ぐらいに終わりました。
ところどころ噛んだり、少し詰まる部分があったものの、スムーズに話せたと感じました。
10点満点中8点以上はあるだろうとその場で感じました。
<スピーチの内容を受けての質疑応答>
「『未成年者は脳の成長が未発達だから、大人ほどはやく正しい判断ができない』とおっしゃいましたが、例えば19才と20才、そのたった1年2年の差で判断力が変わるということですか?考えを教えてください。」
「『罰を与えるよりも更正を目指すことが大事だ』ということですが、最近の私(面接官)の感覚では、もっと罰則を強化すべきだという社会の風潮があると感じています。そのことについてどう考えますか?」
「『更正を促すプログラムが必要』とのことですが、具体的にどのようなプログラムが効果的だと考えていますか?」
「現行の日本の法律では、未成年犯罪者は成人の犯罪者よりも守られています。そのことでどのような利点がありますか。」
これらのことを質問されました。
「自分のスピーチ内容から結構突っ込まれる」とは聞いていましたが、本当にそうだと思いました。
一生懸命答えましたが、しどろもどろになる答えもあり、また、面接官に質問を聞き返すことが2回もあり、点数は低いだろうなと感じていました。10点満点中7点取れたらいいなという感じでした。
<語彙>
使った語彙については、スピーチはそれなりにその場に応じた語を使い、表現もワンパターンにならずに行えました。
しかし、<質疑応答>では気を付けていたのにもかかわらず、同じ言葉や表現を多用してしまっているなと実感しながらの展開になりました。「important」を多用してしまい、事前に考えていた「vital」「necessary」「essential」のような類義語が使えませんでした。
また、「It is important for minors to ~」のような it for to構文が明らかに多く、もっと違う表現を使うべきでした。
10点満点中7点取れたら十分だろうと思いました。
<発音>
一番自分の中で苦手な分野です。
ひたすら練習をして当日を迎えました、こればかりは自分で自己分析できず、「せめて6点ほしい!」と願っていました。
<結果>
①スピーチ7点 ②質疑応答6点 ③語彙7点 ④発音8点 このような感じでした。
今回の2次試験で感じたことは、まずは何より合格できてよかったということ。
もらったチャンスを生かすことができたのでうれしかったです。
私は2次試験に向けて、英会話レッスンなどを受けていません。
ほとんどの方が「オンラインレッスンを受けるべき!」「値段も安い!」「英検2次対策レッスンもある!」のように、英会話レッスンの必要性、有益性を説いておられました。
そのことを重々承知のうえで、あえて受けずに練習を続けました。
理由はめちゃくちゃシンプル。
それは「自分が超人見知りだから」です。
英会話レッスンとかすごく恥ずかしくて、勇気が出ないのです。
それだけの理由で、勇気を出すこともせず、自分だけで準備をした結果、実感させられた点がいくつもあります。
①スピーチがテーマにちゃんと沿っていて、筋道もしっかり立った聞きやすいものかどうかがわからない。
スピーチの7点はショックでした。低く見積もって8点予想だったので、この点数には「なんで?」と思います。
ただ、これは自己評価しかしていない結果です。
相手に聞いてもらった結果、自信を持っていたスピーチは、あまり上手ではないスピーチだったということです。
本番までに自分のスピーチの進行のしかたや表現をちゃんとプロに見てもらい、もっと上手にまとまったスピーチができる力を身につけておくべきでした。
②質疑応答の対策は自分だけでは絶対不十分。
この6点がすべてを物語っています。質問を正しく聞いて、それに正しく答える練習は、相手がいてこそです。
自分ひとりではどうしようもなく、結局ぶっつけ本番でやった結果が6点。これは合格圏外のスコアです。
③発音は意外と自分で鍛えられるもの。
自信のなかった発音ですが、8点取れました。
自分のスピーチを録音して聞き、ちょっとおかしなところはアプリで正しい音を聞いて練習し、また録音して聞き、を繰り返していました。
そうすることで8点取ることができました。
もっと時間をかけて定期的に続けていけば、きっとさらに向上させられるような気がしています。
④自分がはっきりと「YES」「NO」が言えるテーマにしないと、質疑応答で苦しくなる。
これを何よりも感じました。
正直なところ、未成年犯罪者の処罰等については、私は「YES」「NO」両方の意見があります。
つまり、答えがはっきり決まっていないのです。
ただ、「NO」の立場のほうが展開しやすかったので「NO」を選びましたが、答えるときに苦労しました。
「19才と20才で脳の生育に差があるのか」と聞かれたときに、それにはっきり答えられる根拠がありません。
「現行のルールでは未成年犯罪者は守られているが、そのことでの利点は何か」も正直わかりませんでした。
やはり自分の中で答えをはっきり持っておかないと、そう思う根拠が出てこないのです。
これも<質疑応答>で6点であったことの要因です。
これらのことから、普段英語を話し慣れていなかったり、話していてもネイティブとのやり取りをしていない場合は、その時間を取ることがとても大切だと感じました。
英語を生業としながらも、胸を張って「英語が得意です!」と言い切れない自分に少しでも自信を付けられたらと思い受験を始めた英検1級。
合格できましたが、1次試験も2次試験もスコアはよくありません。
自分に自信を持てるようには全くなっていません。
もっと高いスコアがほしいです。
だから、これからも鍛えて、2023年度中に再度受験したいと考えています。
納得がいくまでやり続けようと思います!