長文の勉強で感じていること

私は英検1級取得に向けて勉強をしています。

単語の穴埋め、長文、ライティング、リスニングとありますが、今は自分自身の長文読解力の強化を中心に毎日勉強をしています。しかしながら、自分には英検1級の長文は難しいです。文章内の単語はパート1の穴埋め問題ほど難しくなく、準1級程度の単語力があれば十分対応できると思います。

私が難しいと感じているのは2つ。1つ目は単純に文構造が複雑で、内容理解に時間がかかる文章が多いということです。1文自体がとても長く、1文だけで4行ほどにわたっている文章も普通にあります。それほどの長さの文になると、関係代名詞や関係副詞が複数使われており、その1文内に動詞が3つとか出てきます。英語の基本中の基本である「主語と動詞」の見極めが難しくなると、当然ながら読み取ることも難しくなってしまいます。

2つ目は、これはごくごくシンプルで、書かれていることが日本語にされても内容がわからないということです。英検1級の長文問題のテーマは多岐にわたっていて、とにかく自分が苦手な科学分野の問題になると、何を言っているのか全くわかりません。

「生物システムは分子や細胞など、その他にも様々な観点からアプローチすることができ、様々な構成要素とレベルの相互作用は必ずしも明白であるとは言えないが、神経システムでの化学的作用と生物的作用の結果として人の意識が生じる場合のように、システム全体の機能のしかたに大きな影響を与える可能性はある。」

この文章が英語で書かれていて、全く英語では書かれていることが読み取れず、日本語訳を読んだものの、それすら全くわかりません。正直なところ、このような文章題が出るとやる気が一気になくなります。

この上の例のような文章は毎回あるわけではありませんが、でも書かれているテーマが難しいので、幅広い知識がない人には読みづらいです。私はまさにその1人。

そんな文章題に時間制限まであるわけですから、かなりきついです。自分も時間を計ってやっていましたが、焦りも加わってなおさら点数が下がります。

だからこそ、もう考え方を改めました。「ただでさえスムーズに読めていないのに、時間制限かけて読めるわけがない。じっくり時間関係なく読んだらいいんじゃないのかい?」という考え方にシフトチェンジしています。

それをし始めてから、長文問題に取り組むことが楽しくなってきたのです。読む文章をコピーして、難しい文章は主語と動詞を確認し、関係詞句などは<>でくくったりしながら精読をしています。わからない単語があった場合はひとまずすぐには調べず構文分析が終わったあとに意味を推測しながら辞書で調べて確認しています。目標解答時間が25分などの文章題も1時間ほどかけて読んでいくこともあります。それほど時間がかかる自分には英検1級はまだ夢の話なのでしょうが、でも時間が関係なくなれば、自分自身で読めることに気付いたのです。「へぇ~そういうことね」となるし、確信をもって答えを選べる問題が増えました。「オレ、読めてるやん」と自信にもなります。

英検も入試も普段のテストも、必ず時間制限があります。だから時間を無視してやっている今のままではだめなのはわかっています。しかし、今はまだ本番ではありません。やればやるほど「難しいなぁ~自分には無理や」と自信を無くすような勉強方法よりも、今のスタイルのほうが楽しいですし、「よし、また今から1つだけ文章題やろう!」という気になります。

続けることが大事です。そのためには「続けられる量を続けられるレベルで行うこと」が大事です。

スモールステップが大事です。「今日も階段を一段上がった」これを積み重ねていきたいです。

夏休みも後半戦ですね。受験生のみなさんも、本番はまだしばらく先です。その時の力を今すぐつける必要って無いですよ。