ブログ & お知らせ

習慣化できましたか?

6月すぐにブログに書きました。

そして3年生の塾生全員に伝えました。

「6月に入った今、毎日5分だけでいいから宿題以外の勉強をしよう。5分だけでいいから。」

続いていますか?

 

それには意図があります。

それが「新しいことの習慣化には平均66日必要」というデータがイギリスの研究であるからです。

6月に5分間勉強を始めることで8月にそれが習慣化されているという目算です。

たった5分かもしれませんが、その5分の習慣が夏休みに強烈な意味をもってきます。

 

3年生のみなさんの多くは総体が終わり、部活動を引退したことでしょう。

競技によっては選手権や記録会などがまだこれからも続くものがありますが、

多くの人は引退をして、部活動の無い土日を過ごしていることでしょう。

これまでずっと全力を注いできた部活動。

無くなれば悲しいですし、むなしいですね。

これまでの部活動のことを振り返って、感傷に浸るのもしばらくはありです。

でも、いつまでもそうはしていられないでしょう。

 

これまで部活動に使っていたその時間、今はどうしていますか?

午前9時から12時まで部活動をしていたその時間、受験勉強に使えていますか?

勉強してないでしょう?

「夏休みはやりますよ!」とか思っていますか?

断言しておきます。

「夏休みから頑張る!」と意気込んでいる人のほとんどが頑張りません。

理由はすごく簡単です。

そういう人のほぼ全員が勉強をする習慣がないからです。

「こんなやる気に満ちているのになんでそんなこと言うねん!」と思うかもしれませんが、

そのやる気はすぐに消え去っていきます。

それが人間として普通なのです。

モチベーション、やる気は人の感情の一種です。

すぐに燃え上がりますが、すぐに消失もします。

そして自分でその感情を生み出すことは非常に難しいのです。

だから、大事なことはモチベーションがない中でも勉強できることであり、

それをできる人が「たとえ5分でも、勉強する習慣を身につけた人」です。

習慣こそが、モチベーションに左右されないものです。

「夏休みから頑張る!」ではなく、

「夏休みも頑張る!」となる人です。

 

今日からでも5分からスタートすればいいので毎日勉強をしましょう。

効果的なことはそれに5W1Hをつけること。

「When(いつ)Where(どこで)Who(だれが)What(何を)Why(なぜ)How(どのように)」

勉強するかをパターン化させましょう。

たとえば、

When(いつ)…寝る前に
Where(どこで)…勉強机で
Who(だれが)…もちろん自分が
What(何を)…単語学習を
Why(なぜ)…習慣化させるために
How(どのように)…赤シートを使いながら単語帳で

のような感じです。

これを数学や社会などでもあてはめれていきましょう。

 

今から始めると66日後は9月半ばです。

「平均66日」なので、もっと早く習慣化されることも十分可能性としてはあり、夏休み中に習慣化されるかもしれません。

あなたたちの勝負は2学期です。

夏休みに頑張って力を蓄えるのは、2学期のためです。

そうです、まだ間に合うのです。

2024年07月15日

外部生限定!中1フォローアップ講座開講!

1学期のテストで学校の平均点が50点、60点というのがもう当たり前になってきています。

そして、きっと「平均点」とは言いながらも、

50点台や60点台の生徒は少なく、80点以上の得意な生徒と40点台、30点台の苦手な生徒の二極化が進んでいるはずです。

 

「テスト返却のとき、英語の先生がすごく悲しそうやった」と話してくれた塾生がいました。

そうなのです、学校の先生は生徒たちに英語のテストで点数をとってほしいのです。

英語がわかる、できる、簡単。

そんなふうに生徒たちに感じてほしく、授業を工夫され、一生懸命授業をされています。

それなのに、中1のこの段階でもう苦しむ子どもたちがたくさんいます。

先生方も本当に苦しく、辛い思いをされていると思います。

 

単純に学習内容が増えたから。

単語も文量も増えたから。

基礎・基本をじっくりやる時間がとれなくなったから。

これに尽きます。

 

そこで、1学期の英語の壁にぶち当たったまま乗り越えられていない中学1年生のお手伝いをするために、

夏休みを使って元井英語塾に在籍していない中学1年生限定で短期フォローアップ講座を実施します!

対象者は「英語が難しくてしかたがない中学1年生」です。

 

実施日:7月23日(火)~26日(金)
時 間:14時00分~15時30分(90分間)
対象者:元井英語塾に在籍していない英語が大の苦手な中学1年生
    (下にある問題をやってみてください!)
定 員:最大10名
内 容:教科書(NEW CROWN1)のLesson1~Lesson2
    動詞の使い方を徹底的に学習します!
費 用:¥8,000
その他:必ず4日間参加してください!
    持ち物は筆箱と下敷きで大丈夫!

 

<実力チェック問題>

1.(  )に に入る1語を書きなさい。
①I (   ) from Osaka. 私は大阪出身です。         
②(   ) you study math? あなたは数学を勉強しますか。

2.正しく並びかえなさい。それぞれ不要な語が1語ずつあります。
①私は家で料理をしません。( cook / do / at / not / I / am ) home.
②あなたはどんな食べ物が好きですか。( do / food / are / like / what / you / ? )

3.それぞれの文章を( )内の指示に従って書きかえなさい。
①I am a soccer fan.(否定文に)
②You make coffee in the morning.(否定文に)
③You are good at swimming.(疑問文に)
④We need the ticket.(疑問文に)
⑤I am happy.(下線部の「I」を「We」にして)
⑥You speak English.(「話すことができる」という文に)
                                                           <答え>
1.①am  ②Do   2.①I do not cook at  ②What food do you like?
3.①I am not(I’m not) a soccer fan. ②You do not(You don’t) make coffee in the morning.
  ③Are you good at swimming?  ④Do we need the ticket? ⑤We are happy.  ⑥You can speak English.

 

難しいと感じる問題が2問以上ある場合は、夏休みを使って動詞の使い方の復習をしましょう!

夏休みにしっかり復習をして、夏休み明けのテストで英語の先生をびっくり&大喜びさせてやりましょう!

2024年07月03日

英語は○○だけやりなさい!

答えは「単語帳」です。

これは私のようなしょうもない者が唱える説ではありません。

大手予備校河合塾の有名講師、玉置先生の持論です。

 

最近玉置先生のことを知り、YouTubeを見漁っています。

本当におもしろい。

 

英語は「文法」と「語彙力(単語・熟語力)」の両輪です。

その中でも私は「文法」が大事だと考えています。

玉置先生は「語彙力」が大事だと考えておられます。

玉置先生のその理由がおもしろい。

 

「英語は単語が7割、文法が3割です」

「英語なんて三流科目。そんなものに時間なんてかけてられないでしょう!」

「我々はみんな英語なんてきらいなんですよ。めんどくさいんですよね~」

「英語が嫌いな人、苦手な人、長文を読むからいけないんですよ!単語をやればいいんですよ!」

「『文章の中で単語を覚えろ!』とかいうけど、あんなもんウソ!そんなヒマあるわけない!」

「英語の先生方は英語が好きで、楽しくて、長文を読むことも辞書を引くことも楽しいと感じるんです。そんな人たちの『単語なんかより文脈で判断です!』『単語なんていいんですよ!とにかく読み進めましょう!』はあり得ない!そんなヒマないって!」

 

英語講師とは思えない話しっぷり。

たった10分ちょっとのYouTubeでもこれだけおもしろいことをおっしゃいます。

そして「確かにその通りよな~」と気づかされることがたくさんあります。

英語が得意な人がしているアドバイスは苦手な人には確かに向かないかもしれないですよね。

苦手が得意になったアドバイスであったり、こんなことをしたら失敗したという話なら共感を得られますが、

「こうやったらできるよ!」と強く勧められても「あなたは得意やもんね。そらできるよね。」となるのは確かにある気がします。

 

具体的な話もされていて、中学生にもすごくわかりやすいと思うのが

「10行内にわからない単語が3つ以上あったらもうその文章は読めません」というもの。

これはとてもわかりやすい基準だと思います。

また、「選択肢の文章の中にわからない単語が1つでもあれば、もう解けません」ともおっしゃっています。

 

そしてあるYouTubeでは最後に実際のエピソードとして、イギリスの世界最高峰の学校に通っていた日本人の方から

「玉置先生、あなたはいつも『英語は単語力7割』と言っているようですが、それは間違いです。『9割』です。」

と批判をされたという話をされていました。

 

元井英語塾で「L&Rコース」を設定して7月で1年。

圧倒的な「語彙力不足」を日々感じます。

「なんで文法はこんなに強いのに、中1で習った単語を知らないの?」と感じる2年生や3年生が本当に多いです。

どうすればそこを鍛えていけるかを日々考えています。

しかし、こればかりは生徒個人の取り組みでしか解決できないものだといつも結論がついてしまいます。

 

子どもたちの吸収力はすごいもので、複雑な文法も必ず理解していきます。

「えー、みんなできるやん!すごいな~天才の集まりか!」とよく思いますし、伝えもします。

同時に「語彙が備われば『鬼に金棒』やのにな」とも思います。

 

英語は単語が7割(9割?)。

教科書の後ろは単語帳になっています。

その単語を全て覚えられれば、教科書の中にわからない単語がゼロになるわけです。

じゃあ中間テストや期末テストでかなりの高得点が取れるはずです。

高校入試でも同じです。

単語にもっともっと力を入れることが、成長のカギです。

2024年06月25日

前から読もう!

2年生と3年生は「文法コース」と「L&Rコース」に分かれています。

L&Rコースでは単語テストや訳テスト、音読テストのどれかが毎授業入るのですが、

先日訳テストをしていたときに、ひとりの2年生がテスト中に質問をしてきました。

 

生徒:先生、この日本語訳って前から訳したものをそのまま書いてもいいですか?

私は思いました。

(いえ、ずっと前からそうしてって言っとったから!!)

私:もちろんいいよ!ただ、ある程度のまとまりで書けなあかんよ。

  例えば、I want to go to Hokkaido to eat miso-ramen. やったら

 「私は行きたい / 北海道に / 味噌ラーメンを食べるために」みたいな感じ。

生徒:OKっす!

 

結果、その生徒はその訳テストは合格しました。
(3文あって、そのうち2文が正しく訳せていたら合格、というシステムです)

 

そして今日、違う2年生が訳テストを終えたあと、友だちと話している声が聞こえました。

生徒:前から書いていいって言われたから前から書いたら、今日の訳テスト合格やった!

 

いやぁ、うれしかったですね。

そうなんですよ、前からどんどん訳していく方が絶対簡単なんです。

I’m going to do volunteer work there with my friends.

この文章をテストで出しましたが、日本語の流れでは

「私は友だちとそこでボランティア活動をするつもりです。」となります。

でもそうではなくて

「私はボランティア活動をするつもり / そこで / 友だちと」

これでいいんですよ。

むしろ、この形に慣れていく方が絶対いいです。

超個人的な意見ですが、テストや入試で日本語訳の問題が出た場合も、前から訳して正しければ正解にすべきだと思っています。

 

長文問題が解けるかどうか。

これは高校入試も大学入試も英検もTOEICも何もかも大事なポイントです。

単語も大事ですし、熟語も大事です。

もちろん文法は言うまでもなく。

それらと同じぐらい前から読むクセをつけておくこともめちゃくちゃ大事です。

だってそっちのほうが絶対簡単なんですから。

それを実感した2人がいたこと、本当にうれしいです。

いくら文章が長くなっても、前からひたすら読んでいって、前から順番に単語も熟語も文法も潰しましょう。

 

前から読んでいくことが当たり前になると、「/」を入れられる場所に気づいていくというメリットもあります。

「/」を入れる場所はある程度共通するのですが、基本的にはどこに入れようが、それは個人の自由です。

自分が意味の切れ目として理解しやすい場所に入れればいいのです。

「前置詞 in、on、at、of、toとかの前で切ってみよう!」
「接続詞 when. if, because, that, andとかの前でもいけるよ!」
「関係代名詞や分詞の前でもいけるよ!」

 

以前はこのように教えていたこともあるのですが、正直手ごたえは毎回ありませんでした。

だから、いつの頃からそれは言わないようにしています。

前から意味をとっていけば、自然とそれぞれで文の切れ目がわかってくると気づいたからです。

この2人の生徒から改めそう強く感じました。

このことにもっとフォーカスして授業を展開していこうと強く思いました。

さぁ、また明日から頑張ろう!

2024年06月13日

中3の8月のために6月からすべきこと

先日おもしろい実験結果を知りました。

2009年のものなので特に新しいものでもないのですが、「これは中3の人にとって有益や!」と思いました。

 

ロンドン大学で行なわれた実験です。

被験者96人が自由にある特定の行動を選んで、それが習慣化されるまでどれぐらいの日数がかかるかを調べるものでした。

読書を選ぶ人、勉強を選ぶ人、ジョギングを選ぶ人、筋トレを選ぶ人、その行動は多種多様。

その結果、読書のような負荷の小さいものであれば、20日足らずの短期間で習慣化できたというケースもあれば、

ジョギングのような高負荷の場合は、その習慣化には200日以上かかるという結果もありました。

全てを考慮して結論づけられたことは、「週4回以上66日続けると習慣化される確率が高い」ということです。

 

今は6月1周目。

66日後は8月です。

3年生のみなさんは「今年の夏はこれまでと同じように過ごしてはいけない」と心ではわかっているはずです。

去年までのような楽しい夏休みではいけないことがわかっていますよね。

でもね、それってわかっていながらもできない人が結構多いのです。

なぜできないのか、習慣がないからです。

部活を引退して時間ができたからと言って、それを勉強に使えるかというとそうではありません。

気合い十分の夏休みの初めはできると思いますよ。

でも、1週間ほどでしんどくなって、続けることが心底苦痛になってきます。

家庭学習の習慣がない人には、これまで部活に使っていた時間を勉強に使うのは至難の業なのです。

だからこそ、今のうちから「5分間の受験勉強」を開始してほしいのです。

その5分間は「その5分の間に学力を伸ばすため」ではなく、

「8月に受験勉強をする習慣をつけるため」です。

たった5分です。

その5分があるかないかで、8月の姿勢に絶対大きく影響してくると私は考えています。

勉強だけでなく、億劫なことは始めるその瞬間が一番しんどいです。

「あーあれせなあかんな。しんどいな…。いややな…。」とそのままズルズル数時間。

ありがちです。

でも、そんな中でも重い腰をあげて取り掛かれると、思いのほか集中して進んだりするものです。

この「取り掛かり」を作ってくれるのが「5分間の勉強」です。

 

ベストなのは「いつ・どこで・だれが・何を・なぜ(←これは習慣化のため)・どのように」の5W1Hが効果的のようです。

つまり「夜・寝る前に・自分が・英語の文章を・教科書を使って音読」のような感じです。

これが習慣化されると、いつか「5分」が「10分」になっているかもしれません。

5回しかバットの素振りをしていなかった息子が、昨日ずっと振っていたので聞いたら「100回振りよる」とのこと。

こんなふうに習慣化されると、きっと量も増えていくのです。

 

総体がある6月。

運動部に入って活動してきた人にとっては、何より大切な総体。

頑張ってほしいですし、悔いを残してほしくないです。

青春ど真ん中、その象徴のような部活です。

本当に頑張ってください。

そして、ちょっとだけ家で習慣作りのために積み上げてほしいです。

2024年06月03日
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