一年の計は元旦にあり
いよいよ2学期が始まりますね!中学生のみなさんは、始まったらすぐにテストがあります。1学期の内容がどれだけわかっているかの確認テスト。学校でのワークや夏休みのワークをやりこんで復習した人は、きっとその頑張りが点数に表れますよ。
そして小中学生ともに運動会、体育大会の練習が始まります。きっとまだまだ暑い9月になると思います。熱中症には気を付けましょう。
水分や塩分の補給をしっかりして、適度に休憩をとれば大丈夫というふうに思われがちですが、熱中症や暑さでダウンしてしまった子供たちと話をしていると、多くの生徒で共通点が2つあります。それが「睡眠不足」と「朝食抜き」です。
夏休みはついつい夜更かししてしまいがち。そして部活がなければついつい朝もゆっくり寝すぎてしまい、気付けば昼前、みたいなことも。そのように生活リズムが崩れている人は、明日からは朝早くに起きなければいけないのだから、今日からでも早寝を心がけましょう。睡眠をしっかりとらないと体力の全快はできません。
朝食も大切です。夜11時半に寝て、朝6時半に起きたとしましょう。7時間睡眠です。つまり7時間飲まず食わずということです。起きているときに7時間何も飲まないし、食べることもないってあり得なくないですか?その状態で朝ごはんを食べずに活動するということは、給食を食べるまで13時間ぐらい何も食べないということです。体がもつわけないですよね。頭も働くわけがないです。早寝早起きをして、朝ごはんをしっかり食べる時間を作って、元気に2学期頑張ってください!
さて、『一年の計は元旦にあり』です。「今はまだ8月ですよ。」というふうに思うでしょうが、この有名な言葉にはまだ続きがあるのです。この言葉の由来は諸説あるのですが、その中でも有力だとされているものを2つ紹介します。
まずは中国の古典から広まったという説です。「月令広義」という書物が中国古典にあって、その中に「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり」という一節があります。「計=計画」であり、「晨(あした)=朝」、「春=新たに1年が始まる季節=その年の最初」のこと。つまり「その日の計画は朝に立て、1年の計画は年初に決めよう」ということ。
2つ目の説は、毛利元就が長男・隆元に宛てて送った手紙の中にある一節に由来しているというものです。その手紙の中で元就は「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、一日の計は鶏鳴にあり」と書いています。ここでの「春」も年初のことです。「朔=月初め」、「鶏鳴=鶏が鳴く=早朝」のこと。つまり「1年の計画は年初に、1か月の計画はその月の最初の日に、1日の計画は早朝に立てよう」ということです。
普段の生活の中でも「一年の計は元旦にあり。一日の計は朝にあり。」と2文セットで使われることも多いのですよ。
さぁ、明日から1年で最も充実する2学期が始まります。計画がないと実行することは難しい。もちろんそのためには目標も必要になりますが、目標を見つけ、計画を立て、毎日全力で頑張りましょう!我々大人も子供たちに負けないように、全力で頑張りましょう!