英語は○○だけやりなさい!

答えは「単語帳」です。

これは私のようなしょうもない者が唱える説ではありません。

大手予備校河合塾の有名講師、玉置先生の持論です。

 

最近玉置先生のことを知り、YouTubeを見漁っています。

本当におもしろい。

 

英語は「文法」と「語彙力(単語・熟語力)」の両輪です。

その中でも私は「文法」が大事だと考えています。

玉置先生は「語彙力」が大事だと考えておられます。

玉置先生のその理由がおもしろい。

 

「英語は単語が7割、文法が3割です」

「英語なんて三流科目。そんなものに時間なんてかけてられないでしょう!」

「我々はみんな英語なんてきらいなんですよ。めんどくさいんですよね~」

「英語が嫌いな人、苦手な人、長文を読むからいけないんですよ!単語をやればいいんですよ!」

「『文章の中で単語を覚えろ!』とかいうけど、あんなもんウソ!そんなヒマあるわけない!」

「英語の先生方は英語が好きで、楽しくて、長文を読むことも辞書を引くことも楽しいと感じるんです。そんな人たちの『単語なんかより文脈で判断です!』『単語なんていいんですよ!とにかく読み進めましょう!』はあり得ない!そんなヒマないって!」

 

英語講師とは思えない話しっぷり。

たった10分ちょっとのYouTubeでもこれだけおもしろいことをおっしゃいます。

そして「確かにその通りよな~」と気づかされることがたくさんあります。

英語が得意な人がしているアドバイスは苦手な人には確かに向かないかもしれないですよね。

苦手が得意になったアドバイスであったり、こんなことをしたら失敗したという話なら共感を得られますが、

「こうやったらできるよ!」と強く勧められても「あなたは得意やもんね。そらできるよね。」となるのは確かにある気がします。

 

具体的な話もされていて、中学生にもすごくわかりやすいと思うのが

「10行内にわからない単語が3つ以上あったらもうその文章は読めません」というもの。

これはとてもわかりやすい基準だと思います。

また、「選択肢の文章の中にわからない単語が1つでもあれば、もう解けません」ともおっしゃっています。

 

そしてあるYouTubeでは最後に実際のエピソードとして、イギリスの世界最高峰の学校に通っていた日本人の方から

「玉置先生、あなたはいつも『英語は単語力7割』と言っているようですが、それは間違いです。『9割』です。」

と批判をされたという話をされていました。

 

元井英語塾で「L&Rコース」を設定して7月で1年。

圧倒的な「語彙力不足」を日々感じます。

「なんで文法はこんなに強いのに、中1で習った単語を知らないの?」と感じる2年生や3年生が本当に多いです。

どうすればそこを鍛えていけるかを日々考えています。

しかし、こればかりは生徒個人の取り組みでしか解決できないものだといつも結論がついてしまいます。

 

子どもたちの吸収力はすごいもので、複雑な文法も必ず理解していきます。

「えー、みんなできるやん!すごいな~天才の集まりか!」とよく思いますし、伝えもします。

同時に「語彙が備われば『鬼に金棒』やのにな」とも思います。

 

英語は単語が7割(9割?)。

教科書の後ろは単語帳になっています。

その単語を全て覚えられれば、教科書の中にわからない単語がゼロになるわけです。

じゃあ中間テストや期末テストでかなりの高得点が取れるはずです。

高校入試でも同じです。

単語にもっともっと力を入れることが、成長のカギです。