単語の覚え方

みなさんこんにちは!

①~⑧までの漢字が読めますか?難しいものばかりですが、意外と答えられるものですよね。

早速答え合わせです。①ばら ②ゆううつ ③へきれき ④ちゅうちょ ⑤もぐら ⑥いるか ⑦つくし ⑧コーヒー 以上です。全問正解できましたか?

では次に、答えを見ずに上の①~⑧の漢字を全て書いてみてください。よーい、始め!

 

いかがですか?全問書けた人は素晴らしいですね!私はとてもじゃないですが書けません。漢字って難しい。

私がこの漢字テストで伝えたいことは「漢字って難しいよね!」ということではありません。

『その1、読めるけど書けない漢字ってたくさんある』ということ。ど忘れも含めて、そんな漢字ってよくありませんか?私は先日どうしても「虹」が出てこず、「蚊」が頭から離れませんでした…。

『その2、読めるけど書けない漢字はたくさんあるけど、読めないけど書ける漢字って無い』ということ。例外はあるかもしれません。「どこかでふと見たこの漢字」のようなもの。そんなものもあるかもしれませんが、かなりレアでしょう。書ける漢字は、まず間違いなく読める漢字のはずです。

ここでまた違ったことをみなさんにやってもらいたいのです。「輔弼」「庫裡」「劃定」これら3つの漢字を練習して、3分後に筆記テストをしましょう。テストはこのうち1問だけ出題されます。では、勉強始め!

 

本当に3分間練習をしてくださった方、ありがとうございます!どうでしょうか、みなさんならどのように勉強をし始めますか?きっとほとんどの人が「読み方」をまず調べるはずです。「ほひつ」「くり」「かくてい」と読みます。漢字の「書くテスト」なのに「読み方」を先に覚えていくのです。不思議ではないですか?でもそれが習得の正しい流れです。文字というのは、読めるようになってから書けるようにしていくものなのです。そして、文字の音はその文字を書くための大きなヒントになるのです。「輔弼」の「輔」は、なんとなく「ほ」と読めそうですよね。「補」「捕」に似ています。「庫裡」の「庫」も「裡」もそう読めそうです。このように音が文字につながり、書けるようになっていく。

しかしながら英語の単語学習となると、なぜか真っ先に筆記用具を持ち、単語を書いて覚えようとする人が多いです。ちょっと待ってください。あなたが一生懸命書いている「experience」「consideration」「behavior」などの単語、読めていますか?読めない単語をひたすら書いても、定着にはかなりのロスが生じます。まずは読めるようになりましょう。

不思議と思うかもしれませんが、書ける単語は読めるのです。発音は違うかもしれません。「cousin」を「コウシン」と読んでいるかもしれません。でも、読めるからこそ「cousin」と書けるのです。そして、読める単語は意味もわかっているものが多いです。

長々と書いてしまいましたが、単語の覚え方に魔法のような方法はありません。こつこつ続けるしかないのですが、やりかたにはコツがあります。まとめます。始めて見る単語を覚えるときは、①その単語をひたすら音読して読み方を完璧にする ②それと並行して意味も読む ③読めるようになった、意味も覚えた、よし、書いて覚えよう! この順です。

<例:cousin>  カズン いとこ カズン いとこ カズン いとこ カズン いとこ カズン いとこ

よし覚えた!書いて覚えるぞ!

単語は英語の基礎・基本。 生徒のみなさん、頑張ってください!