英検お疲れ様でした!

2022年度第1回英検の結果が返ってきました。

当塾生の中にも英検に挑戦した人たちがいます。

もう半年ほど前から「この英検で5級を受ける」と決めて、こつこつ頑張ってきた小学生がいます。自分のペースで勉強を続け、「難しい」と苦しみながらも、見事に合格を勝ち取りました。すごいです。本当によく頑張りました。そして、その合格の裏には、お母さんの力が大きく関係しています。

小学生にとっての英検受験には、保護者の方々のサポートがとても大事です。中学生ではそこまで必要ではありません。その理由は明白で、それは「まだ英語を言語学的に学習していないから」です。小学校で英語が始まったとはいえ、小学校での英語学習では読み書きはほぼ学習しません。日本語と英語の語順の違い、主語とは、動詞とは、そのような文法の学習もありません。「英語に慣れること」に重きが置かれているので当然です。

しかしながら、英検はそれらの力がなければ太刀打ちできません。5級には並びかえ問題もあり、文法力は必須です。そして何より全ての問題を自分で読んで解答していかないといけません。英語が読めないとだめなのです。英検に合格するための力を小学校での英語の授業だけで身につけることは不可能に近いです。だからこそ、その分をカバーしていくのが家庭学習になります。

親子の力で合格を勝ち取ったその塾生は、授業もなかった合格発表翌日に「受かったよー!」と報告に来てくれました。英検に行くまでの不安そうな表情とは真逆で、とても晴れやかな表情でした。4級に向けてゆっくりと勉強を始めていくそうです。受かったという自信、次の目標、そのモチベーションを得たことが大きな財産です。

中学生の中には受かった生徒もいれば、ダメだった生徒もいます。受かった人は2次試験対策を頑張りましょう。

ダメだった人は、スコアを見て「Reading」「Listening」「Writing」の何が弱かったのかを確認しましょう。

Readingが弱かった人は、その中でもPart1の15問に注目してください。そこでの点数が低い=単語力不足です。単語力は英検での最重要課題です。長文問題も単語力が大きく影響するので、Part1での点数が低い人は文法よりも単語力の強化が必要でしょう。Part1は大丈夫でもPart2やPart3で大きく点数を落としている人は、文章を読むことが苦手なのではないでしょうか。読解力と言われる力です。この強化には日本語訳が必要です。単語力があり、それでも文章題が取れない人は、英文を日本語訳を見ながらじっくり理解していくことが大事です。1文ずつじっくり読みましょう。理解できたら、音読をしましょう。スラスラ読めるようになるまで音読をしましょう。

Listeningが弱かった人は、当然ながらリスニング力を鍛えなければいけないのですが、その方法は英語を聞くしかありません。英検のサイトから試験の音源と原稿がダウンロードできます。それを使って聞くことです。ただ聞くだけでは不十分で、リピートしたり音読したり、覚えてしまうほど何度も言ったり、「アウトプット」が大事です。その時本当に大事になるのが「お手本通りに真似をすること」です。カタカナ英語のような発音で読んだり、変なところで息継ぎをしたりするのは厳禁です。真似をする。それがリスニング力の向上には欠かせません。

Writingが弱かった人は、とにかく簡単な、シンプルな文章を書くように心がけましょう。決して満点はとれなくても、70点ぐらいが取れる文章をまずは目指しましょう。
<2022年第1回>Do you like going to festivlals in summer?
Yes, I like going to festivals in summer because I can see fireworks. It's beautiful. Also, I can enjoy eating food and talking with my friends. It's very fun.

このようにシンプルな文章を書くことを心がけることが合格への道です。

今回受かった人もダメだった人も、また次に向かって進んでいきましょう!