やる気、モチベーションが上がらない?
よくありますよね。
このことについて最近すごく思うことがあります。
「やる気やモチベーションは感情のひとつ」ということです。
喜び、悲しみ、怒り、焦り、このようなものと同じ。
つまり、「何かをきっかけに勝手に湧いてくるもの」だということです。
「みんなからサプライズで誕生日を祝ってもらった!うれしい!」
「大事にしていたスマホの写真のデータが消えた。悲しい…。」
感情は何かをきっかけにして湧いてきます。そんなきっかけや原因がない中で
「オレ、今すごく喜びたいんやけどさ、喜ばれへんねん…」
「私とっても悲しみたいんやけど、なんか悲しまれへんのよね…」
というのはすごく変です。
「やる気が出ない…、モチベーションが上がらない…」
何のきっかけも原因もない中でこのように悩んでいるのなら、それってすごく変ではないでしょうか。
急に明日提出の宿題があることを思い出して、他の何よりもその宿題を優先してやり切ったことはないですか?
この時のやる気やモチベーションはとんでもないものだと思います。
普段は続かないダイエットも、健康診断3日前ぐらいになると急に食事が少なくなったり、運動をしてみたり、お酒を控えたり。
今週末にとても楽しみなことがあるから、普段はしんどい週のど真ん中の水曜日もやたら頑張れたり。
これは当然のことだと思うのです。
やる気やモチベーションは「自分で上げる」のではなく、「何かで上がる」ものです。
だから、やる気やモチベーション不足で悩む必要はないです。
普通、当たり前。
そして、やる気やモチベーションは勝手に下がっていってしまいます。
感情だからです。
激高することがあっても、それがいつまでも続くことはありません。
悲しみも焦りも何もかもそうです。
いつか必ず薄れ、消えていきます。
これと同じく、やる気もモチベーションもずっと高いままなんてありません。
間違いなく下がっていきます。
今MAXのやる気があっても、ちょっと予期せぬことが起こると、それが一気にゼロになることもあります。
「あれだけやる気あったのに、なんでこんな下がったんやろう…」
こんなふうに悩む必要も、自分を責める必要もありません。
下がるのが普通です。
つまり何が言いたいかですが、
勉強や部活に取り組んでいくときに大切なのはやる気やモチベーションではなく、続けていける習慣を作ることです。
朝起きたら5分間ストレッチをする。
学校から家に帰ったら、家の中に入る前に5回だけバットの素振りをする。
おふろで湯船につかっているときに5分間だけ英語の文章を音読する。
寝る前に5問だけ計算問題を解く。
このような習慣づけ、システムが大切です。
しんどすぎるものはだめです。
自分がしんどくなく、続けられることを生活の中に組み込んでいけると、自然と小さな努力が続き、確実に力が伸びていきます。
そして、もし何かやる気やモチベーションが上がることが起これば、その日は5回、5分が10回、10分になるかもしれません。
そしてそれが数日続いて「10回、10分」というのが新しい習慣になるかもしれませんし、
そうはならずにモチベーションが下がってしまったとしても、「5回、5分」は続いていくので問題ありません。
やる気やモチベーションが理由で物事が続かないという考え方は変えましょう。
そんなものはなくても行動は続けられます。
最近自分の中で気に入っている「5回」「5分」「5問」などの「5」という数字。
特に意味はないのですが、みなさんも「5運動」をしてみませんか?