2023年始動!

新年あけましておめでとうございます。

あっという間に2022年が終わってしまいました。
みなさんにとって、2022年はどのような年であったでしょうか?

私自身もたくさんのことがあった1年で、一言では言い表せないのですが、一番感じていることは「英語で苦しんでいる生徒の気持ちがわかるようになった1年」ということです。

私は昨年の6月に英語の勉強を再度始めました。小学生や中学生にどのように英語を教えることが効果的であるのかはこれまでも多くの講習を受けてきましたし、今でも考えていますが、このような「指導法」「教授法」ではなく、自分の英語力をあげるための勉強をしています。

英検1級受験はその例で、私の2022年での大きな大きな反省であり、挫折であり、そして成長と収穫を与えてくれました。

 

英語のリーディングについてですが、中学生が学習する内容は当然ながら私にはわかります。
高校入試問題も間違いなく満点が取れます。
毎年解いて満点を取っているので間違いありません。
これは全ての中学校教師、高校教師ができることです。

しかし、英検1級の問題はどうでしょうか。
また、英字新聞、英語版のニュースサイトの文章が全てすらすらと読めるでしょうか。

それはなかなか難しいことだと思います。

見たことが無い単語もたくさん出てきます。(英検1級の単語はネイティブでもわからないものが普通に出てきます。)
文量も多く、分詞や関係詞でつながれた複雑な文章も多々出てきます。

私自身、英検1級の単語は難しいし、文章も複雑でなかなかすぐにわからないものがあります。
解説を読んでもなお「???」となることもあります。
たったひとつの文章を理解するのに40分かかったこともあります。

そのような学習をしていく中で「英語が苦手な生徒は、今の自分のような感じなんやろな」と感じるようになったのです。

これは私にとってとてつもなく大きな収穫でした。
その理由は2つです。

 

1つ目は、生徒の気持ちがわかるということです。

英語がわからなくて悔しいし、焦るし、不安になるし、情けなく感じることがあります。
やればやるほどできなくて不安になるから、苦手から遠ざかりたいときだってあります。

そしていつの頃からか、「逃げとるからできないままなんや!」ではなく、「できないから逃げ続けてしまう」とこれまで以上に強く考えるようになりました。

できるようになるとそれが苦ではなく、楽しいものに変わっていく実感が私の中でありました。
だから、できることを伸ばして、難しいものに挑戦していく力と自信をつけていくことが大事だと今は感じています。

根性論と人の心理を違います。

 

2つ目は、自分がまさに今実践している勉強法を教えられるということです。

私はこれまでに何人もの生徒から「単語が覚えられません。どうしたらいいですか?」と聞かれてきました。
また、「長文の練習法って何がいいですか?」「リスニングの鍛え方って何ですか?」なども何度も受けてきた質問です。

当時の私なりに一生懸命考えてアドバイスをしてきましたが、「それで絶対に力がつく?点数や合否にあらわれる?」と聞かれると不安になります。

でも今は確実に「こうすれば伸びる!」とアドバイスができます。

その理由は、自分が2022年にその勉強方法で単語力、読解力や速読力、リスニング力を伸ばすことができたからです。

自分が実感している方法なので、自信と確信を持って紹介できます。
これは指導者としてとても大きな財産になりました。

 

私の英語の勉強は2023年も続きます。

英検に受かろうが落ちようが、これからもこつこつと地道に続け、英語を勉強し続ける指導者でいたいと思います。

2022年の元日は「頑張る子供のコーチのような存在になりたい」と願い、1年のスタートを切りました。

1年たった今もその思いは全く同じであり、コーチとしてのレベルをもっともっと上げ続けたいなと強く感じています。

来年の今、自分がどうなっているのか想像すると、楽しみでなりません。

みなさんも1年後の自分を想像して、いいスタートを切りましょう!

今年もどうぞよろしくお願い致します。