勉強する意味とは?

「なんで勉強ってしないといけないの?」

この理由はなんでしょうか。

 

入試に勝つため。

希望する大学や就職先に進むため。

勉強ができると得なことが多いから。

何でも「できない」より「できる」ほうがいいから。

若いうちに脳を鍛えておくことが大事だから。

努力することで得られるものがあるから。

知識が増えればものの見方が多角的になるから。

単純に勉強はおもしろいから。

 

他にもいろいろな理由があると思います。

私はこのことを聞かれるといつも思うことがあります。

それは「勉強する意味や理由は自分でしか見つけられないよ」ということ。

 

中学3年生になると、ほとんど子どもたちが勉強に対して積極的になっていきます。

中学1年生のときは「もうちょっと勉強も頑張らんかい!!」とこちらが強く言う子たちもです。

その理由は簡単ですね。

そう、「高校入試」があるからです。

言いかえれば「行きたい高校があって、そこに通う高校生になりたいから」です。

もちろんほかの理由から勉強するようになった生徒もいるでしょうが、彼らの多くにとって高校入試が勉強する意味なのです。

勉強するその意味、理由を自分で見出せたから勉強に積極的になったのです。

 

「なぜ勉強しなければいけないの?」と疑問を持つ子どもの中には、勉強をしていない子がきっと多くいるでしょう。

自由な時間は勉強せずに何をしているのでしょうか。

スポーツ、芸術や文化活動、ゲーム、友だちとの遊び、SNSなどそれぞれでしょう。

そこでそんな彼らに聞きたいのです。

「なぜ勉強ではなくそれをしているの?」

そこにはきっと理由、意味があるはずです。

それも自分で見出したものばかりのはず。

だからやっているのでしょう。

「おもしろいから」も立派な理由です。

 

学校から帰ったら野球の自主練をして、土日は1日中野球をしている。

「なんで野球をしているの?」

好きだから。

うまくなりたいから。

勝ちたいから。

甲子園に出たいから。

プロ野球選手になりたいから。

これって野球をしていない人やスポーツが嫌いな人にはわからない理由です。

でも、野球が大好きで打ち込んでいる人には何事にも代えがたい理由です。

野球を練習することの意味や理由を感じているからそうしているのです。

 

「なんで勉強しなければいけないの?」

「夢の実現のため」

「おもしろいから」

「自分を成長させたいから」

いろいろな人の意見を聞くのは良いことですが、決してだれかから決めつけられるものでありません。

それぞれ自分で見出すものです。

その理由や意味を早く見つけられるといいですね。

 

私は英語を教えているものとして、

「英語がおもしろい」と思ってくれたいいなと思いますし、

「受験で英語を武器にして合格したい」と思ってくれたらいいなとも思いますし、

「英検に受かりたい」と思ってくれたらいいなとも思いますし、

「塾でねちねち叱られたくないな」と思ってくれたらいいなとも思います。

英語を勉強する意味や理由を見つけられるようサポートできたらいいなと強く思います。