学校の授業を大切に!
元井英語塾に来ている小学生、中学生はみんな本当によく頑張っています。
小学生は週2回も授業があります。
中学生は週1回ですが、夜遅くまで授業があります。
毎日の学校生活で疲れている中でも休まず頑張るみなさん。
えらいですね。
それぞれペースは違いますが、全員が着実に英語力を上げています。
取り組んでいるワークの問題やプリントを見てもそれがよくわかります。
そんな中、中学生は夏休み明けにテストがありました。
「先生、今回めっちゃできた!」
「90点以上は絶対ある!」
こんなふうに手ごたえを感じている生徒もいれば、その子たちのうれしそうな表情を横目に伏し目がちな生徒もいます。
落ち込んでいるのかふてくされているのかわかならい微妙な表情をしている生徒もいます。
テストで自分の力を出し切るのは簡単ではありません。
テストにミスはつきものです。
思っていたように点数が伸びないことはテストではよくあることです。
もちろんそれでいいということではないので、次は自分の力を100%出し切れるように準備を進めていきましょう。
ただ、最近ちょっと気になることを生徒が言っているのを耳にします。
「学校の授業聞いてへんしな。」
「気づいたら寝とったわ。」
これです。
だから私が「今学校の英語の授業はどこをしていますか?」と教科書を渡して聞いても、教科書をパラパラめくりながら「いや、どこやろ?わからへん。」と返事をする生徒がいます。
学校によっては教科書よりも先生が作られたプリントをメインにして授業が進んでいるところもあるようですが、どの単元、どの文法項目を学習しているかはわかるはずですよね。
学校の授業を大事にしていない生徒がちらほらいることに心配をしていました。
そして先日、授業中に「ここの内容はこれから2学期に中学校の授業でも先生がしっかり説明してくれるから、ちゃんと授業を聞いてそこでも深めてくださいね。」と私が言うと、ある生徒が「先生、学校の授業ってちゃんと聞いたらもっとわかるようになりますか?」と聞いてきました。
びっくりです。
「当たり前やろ。この子は何を言うとるんやろ。」と思いました。
でも、その目が真剣なのです。
その生徒は塾では一生懸命やっています。
宿題は答えを丸写ししているであろう生徒や「忘れました」と平気で言う生徒もいる中、自力で頑張っていて、答え合わせも丁寧にしてあります。
頑張っているのになかなか思うような結果がテストで出ず、悲しそうな顔をして来ることもあります。
中学校の授業を大事にしていない生徒のみなさん。
英語の授業は週4回あります。
1回50分なので、1週間で200分。
これだけの時間を真剣に毎週続けていけば、伸びて当然だと思いませんか?
そして中間テストや期末テストを作っているのは学校の先生です。
そのテストを作っている人がみなさんに授業をしているのです。
だから100%その授業がテスト内容に直結します。
授業中には「ここ大事ですよ」というようなことも言われるはずです。
それはつまり「ここはテストに出ますよ」ということです。
それを聞き逃すなんてもったいなすぎるでしょう。
また、学校の先生は教えるプロです。
どうすれば生徒が理解しやすいか、知識や技能が身に付くかを学び、毎授業でそれを実践されています。
その人の話を聞いて、わかるようにならないわけがないでしょう。
むしろその人の話を聞かずにどうやってわかるようになるのでしょうか。
テスト前に自分で教科書やノートを開いて、自己流で1から勉強してわかるようになりますか?
きっと無理でしょう。
学校の授業を大事にしましょう。
そうすればさらに伸びる人が多そうです。